オータイロ® (レポトレクチニブ) 添付文書

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A オータイロの包装状態での貯法は室温保存です。[1]

オータイロの製剤の各種条件下における安定性は以下のとおりです。[2]



A オータイロを脱カプセルして投与した場合の有効性及び安全性は検討されていません。

カプセルは開けたり、つぶしたり、噛んだり、内容物を溶かしたりせず、そのまま投与してください。[3]


参考文献


  • 3) 適正使用ガイド

  • A ROS1NTRK又はALK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌患者を対象とした国際共同第I/Ⅱ相試験(TRIDENT-1試験)の第Ⅰ相パートにおける用量制限毒性、最大耐量及び予備的な有効性解析の結果、及び薬物動態/薬力学の統合解析によるシミュレーションの結果から、オータイロの第Ⅱ相試験の推奨用量を最初の14日間は1回160mg 1日1回とし、特定の基準(Grade 3以上の治験薬と関連のある有害事象、管理不能のGrade 2以上の浮動性めまい、運動失調若しくは錯感覚、又はGrade3以上の臨床的に重要な臨床検査値異常が認められない)を全て満たしていれば、1回160mg 1日2回に増量可能と設定しました。

    第Ⅱ相試験の推奨用量を投与した第Ⅱ相パートでは、ROS1チロシンキナーゼ阻害剤未治療及び既治療のROS1融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌患者に対して高い奏効率及び持続的な抗腫瘍効果が示されました。オータイロを投与した患者で報告された有害事象はおおむね管理可能であり、オータイロは忍容可能な安全性プロファイルを示しました。

    以上より、ROS1融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌患者に対するオータイロの用法及び用量として、オータイロ1回160mg 1日1回で14日間投与後、1回160mg 1日2回で投与(患者の状態により適宜減量)と設定しました。[2]



    A オータイロの電子化された添付文書(電子添文)の副作用が発現した場合の減量規定は、国際共同第I/Ⅱ相試験(TRIDENT-1試験)の第Ⅱ相パートの規定に準じ設定しました。[3]

    オータイロの用量調整は、1段階減量として、投与量が1回160mg 1日2回の場合には1回120mg 1日2回へ、必要に応じて2段階減量として1回80mg 1日2回への変更を推奨しています。[3]

    オータイロ 電子添文[1]

    7. 用法及び用量に関連する注意

    7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。

    オータイロの曝露反応解析の結果、1回120mg 1日2回に減量した集団及び1回160mg 1日1回に減量した集団の客観的奏効の達成確率は、チロシンキナーゼ阻害剤未治療例で80% vs 76%、チロシンキナーゼ阻害剤既治療例で38% vs 33%であり、1回120mg 1日2回に減量した集団は1回160mg 1日1回に減量した集団よりも高い客観的奏効の達成確率を示すと予測されました。同様に、1回120mg 1日2回の方が1回160mg 1日1回よりも無増悪生存期間を延長すると予測されました。[3]

    QD:1日1回、BID:1日2回

    TRIDENT-1試験の第Ⅱ相パートにおいて、オータイロを投与開始後1回160mg 1日2回に増量し、その後減量した患者のうち、1日2回の用法で減量した集団(69例)と1日1回の用法で減量した集団(23例)における有害事象の発現例数及び投与継続期間は以下のとおりでした。[3]

    QD:1日1回、BID:1日2回


    参考文献


  • 1) 添付文書
  • 3) 適正使用ガイド

  • A オータイロの電子化された添付文書(電子添文)の副作用が発現した場合の減量規定は、国際共同第I/Ⅱ相試験(TRIDENT-1試験)の第Ⅱ相パートの規定に準じ設定しました。[3]

    オータイロの用量調整は、1段階減量として、投与量が1回160mg 1日2回の場合には1回120mg 1日2回へ、必要に応じて2段階減量として1回80mg 1日2回への変更を推奨しています。[3]

    オータイロ 電子添文[1]

    7. 用法及び用量に関連する注意

    7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。